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Babcock Graduate School of Businessについて [1:Babcockとは]

このブログはWake Forest University Babcock Graduate School of Business(通称 バブコック)に在籍する日本人学生を中心に運営されているブログです。

1-1:Wake Forest Universituとは?
1-2:Babcock Graduate school of Businessとは?
1-3:Babcock MBAの特徴
1-4:Babcock主催イベント




1-1:Wake Forest Universituとは? [1:Babcockとは]

1834年ノースカロライナ州東部のウェイクフォレスト市に創立された歴史のある私立共学の大学です。1956年に緑あふれるウィンストンセーラム市に現在のキャンパスが移転され、1967年からは総合大学とされました。大学院レベルではバブコック経営大学院の他、法学、医学、神学、教養・科学の学部で大学院が設けられています。日本での知名度は高くありませんが、教育レベルは非常に高く、USニュース誌によるとUS National University Top Schoolsカテゴリーにおいて27位にランキングされています。「人類への貢献」が大学のモットーであり、学生は学んだ知識を活用し、他人に奉仕することが求められています。実際に、ほとんどの学生が何らかのボランティア活動に従事しています。徹底した少人数教育が特徴で、学生10名に対し、1名の教授が指導を行ってます。現在の学生数は学部生が34の専攻に4000名あまり、大学院が2200名ほどです。


Babcock Graduate School of Businessについて [1:Babcockとは]

各MBAランキングにおいては

Business Week(2006):Second Tier (Top31-38)
US News(2007):US B-School部門 49位
Wall Street Journal(2007):全米Regional部門 2位

等にランク入りを果たしており、隠れた名門校と言えます。フルタイムMBAプログラムの学生数は2学年で約180名と少なく、パートタイムとエグゼクティブMBAコースを含めても約500~600名と全米上位50校の中では、最も小規模なビジネススクールの一つです。 約20%がアメリカ以外からの留学生で、日本人学生は平均で毎年2、3名程度入学しています。学生は平均4年の職務経験を経て入学しており、入学時の平均年齢は約27歳と比較的若いです。

  授業のほとんどがケースメソード形式で行われますが、一年生はほぼ毎日5名のチームに分かれてのグループワークが課されるなど実践的なカリキュラムが組まれています。 教授が講義を行うのは、全体のカリキュラムの2割程度しかありません。他の大規模校の授業が一クラス80名以上であるのに比し、バブコックスクールでは一クラス40名前後と全米のトップスクールの中では最も小さいクラスサイズで教育が行われ、教授と学生間ではファーストネームで呼び合うなど、フレンドリーな雰囲気の中で、活発な交流が行われています。カリキュラムはよく統合されており、特にチームワークと分析力が重視されています。一年目の必修科目が13科目と他のスクールと比べても広範囲で質を重視した内容となっているため、学生への負荷は高いといえます。二年目には、ファイナンス、マーケティング、オペレーション、コンサルティング、アントレプレナー、ITの専攻に分かれますが、自分で好きな科目を組み合わせるといった専攻を選ぶ事もでき、非常に柔軟に対応することができます。また、実際の地元企業の経営問題に対するコンサルティングを行うプログラムも多く用意されています。


Babcock MBAの特徴 [1:Babcockとは]

Babcock MBAの大きな特徴として、一年次のカリキュラムがきついという点があります。実はこれはどこのMBAスクールでも声高に言われていることですが、その中でも当校がとりわけきついと言われてるのは何故か、具体的に分かっていただくために、一年次のとある一週間のスケジュールをエクセルで表に起こしてみました。

よく見ていただくと分かるように、この表、24時間ベースで作ってあります・・。巷の予定表のように、夜中の1時から朝7時までは就寝時間として省いてあったりしてないのです。要するに、あまりのやることの多さと、私自身の英語能力の低さからくるタスク処理能力の遅さのせいで、24時間をフルに駆使しないとタイムマネジメントができない状態に陥ってるわけです。でも、まわりの日本人同級生の人もだいたい同じような生活をしてるので、これは殊更に私自身の処理能力が遅いというわけではなく、やはり単純にBabcockの授業が厳しいせいなんじゃないかと思うのです。

このような忙しさとなる大きな原因のひとつとして、一年次の授業コマ数の多さが挙げられます。大抵のスクールは一日の授業コマ数が2コマ、しかも金曜日は休み、というのが標準的だと思うのですが、babcockは一日平均3コマ、月~金までの5日間フルに授業があるということで、一週間のほぼ全ての時間を予習→復習→予習、というサイクルに没頭する羽目になります。

しかしこのような地獄の一年目を辛くもクリアして、金曜が休みになって少しは楽になった二年生の生活を送っている今となっては、やはりこのように生活の全てを勉強に費やし、文字通り完全燃焼できたことは今までの自分の人生にも無かった非常に貴重な経験であると共に、大きな自信の糧となっているのではないかと思います。

ということで、授業のきつさだけを強調するのもなんなので、その他私が実際のbabcockでの生活の中で強みと感じたことを挙げて行きたいと思います。

その①;生徒が優秀
これはそこそこのレベルの大学のMBAであればどこにでも言えることだと思いますが、生徒はみんな優秀です。よくアメリカ人は数学が苦手、といわれますが、クラスメイトのアメリカ人は理系の学生も多く、文系の学生でもアカウンティングメジャーの学生が比較的多いので、みんなけっこう数字には強い印象があります。そして、地頭の良さ以外の点で特筆すべきなのが、皆のモチベーションの高さです。さすがに年数百万の授業料と生活費を払って授業を受けに来ているだけあって、みんな激しく本気です。授業を休む人間なんて一人もいません(ただし、みんな過度の睡眠不足なので朝寝過ごして遅刻してしまう人はたまにいる)。予習もバチッとやってきてるし、土日に学校の図書館やスタディルームに行くと、みんな普通に来て勉強しています。つまり、ネイティブに学生でもこれだけ勤勉に勉学に励んでいるわけですから、英語力で劣る我々インターナショナルの学生が彼らに匹敵するパフォーマンスを出そうとすると、やはりその倍の労力、勉強時間が必要となります。正直、個人的にはもう少しネイティブの学生には手を抜いてもらいたいな~と思うこともしばしばです・・・。

その②;小規模校ならではのアットホームな雰囲気
これもよく言われるメリットのひとつですが、スモールクラスの居心地と雰囲気の良さは、実際に味わってみると、殊更にその良さを実感できます。Babcockは一学年に90人くらいの生徒数なので、まだ授業が始まって一ヶ月たっていないのに同級生の顔と名前は9割方分かりますし、MBA事務局の職員は勿論、教授も既にほぼ全員の顔と名前を覚えていてくれていているので、関係者ほぼ全員が顔なじみの状態です。これが一学年200人、300人になると、やはり上記のようなレベルまでのアットホームさはなかなか味わえないんじゃないかと思います。かといって30人~50人くらいの超小規模校だと逆に少なすぎて世間が狭くなる印象もありますし、個人的には現在のクラスサイズは本当にベストなんじゃないかと思っています。

その③;フレンドリー
これも受験時にBabcockがウリにしているキャッチフレーズですが、本当に掛け値なくみんなフレンドリーで優しい人ばかりだと思います。がめつく、くどいキャラのイメージが世界中に浸透しているあのインド人ですら、みんなガツガツしてない、オープンマインドの持ち主です。逆に、こんなにも周りの人たちがいい人ばかりの環境に慣れてしまうと、会社に戻ってからのほうがむしろ精神的に疲れるんじゃないかと思ってしまいます・・(注;会社の人がいい人じゃないと言ってるわけじゃないです!)。

①と②に関しては、けっこうどこの学校でも高い水準で実現できているんじゃないかと思いますが、②に関してはかなりBabcockならではの強みなんじゃないかと思います。アットホームな環境で、生徒同士は勿論、教授陣と密なコミュニケーションをとりながら勉強していきたい、と思う方にはまたとない環境なのではないでしょうか。

class of 2008 MF


Babcock主催の各種イベント [1:Babcockとは]

babcockには年間を通じて様々なイベントがあります。インターナショナルフードフェスティバルやゴルフコンペなどのレジャー的なイベントから、マーケティングケースコンペティションやビジネスプランコンペティション等のビジネスにまつわるイベントまで多岐にわたるイベントの中で、自分自身が興味あるものを選択して参加する、あるいは主催者側に回ってイベントを企画することも可能です。

今回は、筆者が参加したレジャー系のイベントについてさっくりご紹介していきたいと思います。

1:インターナショナルフードフェスティバル

毎年9月に行われるbabcockのフラッグシップ的なイベントで、留学生が中心となり御当地料理を皆に振舞います。恐らく年間で行われるイベントの中でも最大の集客数を誇り、各国の留学生の力の入れようも相当なものです。

日本人学生は例年、寿司やそば、お好み焼きや焼き鳥等を振る舞い、各国の中でも屈指のクオリティと人気を誇っています。

また各国の御当地料理を楽しむのも大きな楽しみであり、インド人が作る本場のカレーや韓国人の作るキムチやチゲに舌鼓を打ちながら、無料で振舞われるビールを飲む・・。まさに至福のひと時です。

2:MBA&ロースクール合同ソフトボール大会

有志でチームを結成し、エントリーすることで誰でも簡単に参加できます。去年は日本+台湾+中国のアジア人連合でチームを結成し参加。

半分以上がど素人の集団だったので敢え無く初戦敗退となりましたが、女性も一定の割合でチームに入れることを義務付けられるなど、なるべくチーム間の実力差がでないような仕組みになっており、誰でも気軽に楽しめるような大会となっております。

無料で振舞われるカロライナバーベキューやビールをつまみながら、快晴のノースカロライナブルーの下でソフトボール・・まさにビバ、南部!という気分に浸れます。

3:Babcock Greater Open

アメリカゴルフ界のスーパースター、アーノルド・パーマーの出身校だけあって、Wake Forestでもゴルフはかなり盛んです。 Babcock Greater OpenはそんなWakeのゴルフ自慢が集い、技を競い合う一年に一度のガチンコゴルフ対決の場であり(勿論ハンデもあります)、生徒だけでなく、Deanを始め多数の教授が例年参加しています。

私はゴルフはこっちに来てから始めたばかりなので去年は参加しなかったのですが、それ以外にも新入生歓迎会ゴルフ大会等もあり、気軽にみんなでゴルフを楽しむことが出来ます。


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