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Operation専攻について [7:Operation専攻]

Babcockのオペレーション専攻には下記の二つのトラックがあり、必要履修科目を所定の単位以上履修することによって専攻として学校から認定されます。

・Six Sigma
・Supply Chain Management

サプライチェーンは比較的どの学校にもおいている専攻ですが、Six Sigmaはbabcockならではの、他の学校ではあまり開設されていない専攻です。Six Sigmaは効率改善、クオリティ改善を目的としたオペレーション改革、ひいては事業戦略改革の為のツールの集大成であり、QC7つ道具から各種統計学の概念、Minitab等のアプリケーション等を体系的、総合的に会得することを目的としています。


(Six Sigma指導担当のScott Shafer教授)

所定の授業を履修すればSix Sigmaの資格認定試験であるGreen BeltやBlack Beltの試験を受けることも可能であり、専攻学生の多くが卒業までにBlack Beltを取得することを目標としています。

主な選択科目は以下の通り。

・Introduction to Six Sigma

一年次のOPS選択科目。Six Sigmaの入門授業的位置づけであり、主にGreen Belt取得レベル程度の内容を扱います。

・Business Process Management

Six Sigma専攻学生の必修科目。Black Belt取得レベルに必要な各種統計概念を主に学びます。けっこうマニアックな内容で、一部の授業はBlack Beltレベルを超えてるんじゃないかと思うほどです。前半ではMinitabというソフトウェアを使い各種統計処理を学び、後半ではARENAというソフトウェアを使い、各種オペレーションのモデリングを行います。

・Project Management

プロジェクトの実行における基本的なマネージャーの行動を学ぶと共に、プロジェクト進行に伴う各種リスクの算定、その結果としてのプロジェクトのボラタリティをCrystal Ballというソフトウェアを使って学びます。Crystal Ballはモンテカルロ・シミュレーションを可能にするエクセルのアドインソフトウェアで、ファイナンス専攻の人にとっても大いに学ぶべき価値のある科目だと思います。

・Six Sigma Practicum

Six Sigmaの各種概念を実際の現場にて実践する実習科目です。実際の大学周辺の企業に赴き、現地で進行しているオペレーション改革のプロジェクトの進行責任者として一切合財を任せられ、担当するプロジェクト形式の授業です。ケーススタディや短期のプロジェクトとは違い、実際の工場に赴き現場の社員にインタビューをして問題点を探り出し、各種Six Sigmaのツールを適用して問題解決への道を探ります。チームではなく個人で行うプロジェクトなので負担は相当重いですが、それ以上の経験値と満足感をもたらしてくれる授業だと思います。

・Operations Strategy

未履修の為、コメント無し

・e-Operations and the Supply Chain

サプライチェーン専攻学生の必修授業です。授業は主にケーススタディ主体で行われ、各種成績もケーススタディを分析したレポートにて評価されます。授業後半はサプライチェーンのシミュレーションゲームを用い、クラス内で作られたチームごとに成果を競い合い、その総合順位も成績に加味されるという中々エキサイティングな授業です。

・Forecasting

未履修の為、コメント無し

・Database Management

主にMicrosoft Accessを使ってデータベースの基本構造概念から学んで行き、データベースの活かし方、業界におけるトレンド等を学びます。私は実際の業務でAccessを使ったことが無かったのですが、短期間で入門的知識から応用的知識まで幅広く学ぶため、中々に実践的な授業内容であったと思います。

・Systems Analysis and Design

未履修の為、コメント無し


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